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06 April

BookRevue:3月に読んだ本まとめ

プロジェクトが一段落しまして、朝と夜に本を読む時間がとっても増えたわけで。
インプットばかりもなんの足しにもならないし、せっかくこのブログのカテゴリで分けてるわけだし、まとめてレビュー。

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03 May

BookRevue:フラット革命

TITLE フラット革命
BOOK INFO 佐々木 俊尚(著)
講談社(2007/8/7)
BUY DATE 2009/2/10
REVUE DATE 2009/5/3
EVALUATION
とっても深みのあって、著者の中では一番いいんじゃないかなぁーと思った本。本当に内容が濃い。

ジャーナリストを経験された著者が、現在のマスメディアについての考察から、インターネットという新しいテクノロジーの出現で世界がフラット化する中で、マスメディアと個人の激しい相克が始まっており、フラット化とは何か、これからどういう革命が起こり、僕らの住む世界がどう変わっていくのかについて筆者のネットに関する深い知識に基づく興味深い知見が示されている一冊。

今までインターネット上で起きた問題などに対しての取材内容や、物事の捉え方は「さすが!」の一言です。

25 February

BookRevue:35歳までに必ずやるべきこと ポケット版―運をつかむ人になれ

TITLE 35歳までに必ずやるべきこと ポケット版―運をつかむ人になれ
BOOK INFO 重茂 達 (著)
かんき出版 (2008/9/2)
BUY DATE 2009/1/12
REVUE DATE 2009/2/14
EVALUATION
ある本を探して書店をウロウロしてたときに目に留まって買った本。著者が働いていたある企業にお世話になったことがあるというのも買った内のひとつです。

サブタイトルにあるとおり「35歳までに必ずやること」といっても、具体的なことはあまりなく、抽象的というか、根本的な考えの部分や、有名な方や偉人の方々の言葉を引用したりする箇所が多かったような気がします。が、実際3時間くらいでぱぁーっと読めちゃう内容なんだけど、3回くらい繰り返して読める内容です。

多分こうゆう自己啓発の本って、「どれだけ豊富な種類の本を読むか」より、「書かれている内容をどれだけ実行に移せるのか」だと思う。

読んでいるとき、気に入った箇所はページの隅を折る癖があるんだけど、その折ったページの内容を実際に実行に移したい!と思える内容が多かった気がします。

著者の今までを振り返ったときに35歳というマイルストーン的な年齢が出てきたと思うんだけど、35歳までといわずに何歳の人が読んでも共感できる箇所はあるんじゃないかなぁ。中でも気に入ったのは、山中鹿之介がいった「我に艱難辛苦を与え賜え」ってとこかな。今の自分に言い聞かせてる最中です。

※最近、Book Revueで溜まっていたものをまとめてアップしたので、よかったら見てください。


15 January

BookRevue:成功のコンセプト

TITLE 成功のコンセプト
BOOK INFO 三木谷 浩史 (著)
BUY DATE 2009/1/12
REVUE DATE 2009/1/15
EVALUATION
友達に薦められて買ってみようとしたところ、Amazonだと少なくても3日くらいはかかってしまうので本屋を探したところ、中野の本屋は全滅。5件くらい周っても売っておらず。仕方なく新宿の紀伊国屋に行くも品切れ。最後にジュンク堂に行ったらあった人気(?)の1冊。

かの楽天市場を築き上げた三木谷氏の成功の秘訣のようなことが書かれている。楽天の会社に行ったときがあるんだけど、Guest用のネームプレートの裏にこのコンセプトが書かれており、また社内の至るとこにもこの5つのコンセプトが掲げられていた。

・常に改善、常に前進
・Professionalismの徹底
・仮説→実行→検証→仕組化
・顧客満足の最大化
・スピード!! スピード!! スピード!!

言うこと、こうやって読むことは簡単なんだけど、実際に実践でやってみろ!といわれたら、とても大変なんだなぁと。だからこど成功というものをつかめる人は限られていて、まるでスポーツのアスリートのようだなぁと思った。この本の中でもスポーツ選手とビジネスマンを比べる箇所がいくつかあった。

「何かを成し遂げたい」

この気持ちの大事さがわかる1冊でした。

12 November

BookRevue:起業家2.0

TITLE 起業家2.0
BOOK INFO 佐々木 俊尚 (著)
BUY DATE 2008/11/1
REVUE DATE 2008/11/12
EVALUATION
IT関連のジャーナリストとして有名な佐々木 俊尚氏の著書。

2006年のライブドア問題でホリエモンが退陣し、次々と頭角を現した「ナナロク世代」の経営者にフォーカスを絞った1冊。エニグモ、mixi、アブラハム・グループホールディングス、ゼロスタートコミュニケーションズ、チームラボ、はてな などといった9組の有名どこを押さえており、その企業の経営者たちがどんな思いで会社を立ち上げたのかをわかりやすく説明している。

実際、この本を読んでいたころ、シリコンバレーのスタートアップベンチャーで働いてたんだけど、とても元気を分けてもらったというかやる気が出た覚えがある。

経営に関するノウハウ本とは違い、 起業に至るまでのアイデアの作り方、人との出会い方、思考回路や何をしなくてはいけないのか、起業家になるにはどれだけの熱意と情熱が無いと(一般的には)いけないのかということが見えてくると思います。

BookRevue:ウェブ時代をゆく

TITLE ウェブ時代をゆく
BOOK INFO 梅田 望夫 (著)
BUY DATE 2008/11/10
REVUE DATE 2008/11/12
EVALUATION
『ウェブ進化論』の完結編。

梅田望夫氏は、インターネットの時代にサバイブすることを徹底して考えるんじゃないのかな。小手先のテクニックではなく、時代の空気というか、爆発的に増殖しているこの現代の現象そのものを雲のようにふわふわした捉えどこのないものに立ち向かい、シリコンバレーの地から何とか読者に伝えようとしている感じがものすごく伝わってくる。

自分自身、『ウェブ進化論』を読んで、熱く熱くなって単身でアメリカに渡っちゃったけど、今起きているインターネットの改革というか、世界が変わるほどの技術改革が進んでいるこの昨今、うまく表現しているなぁと思った。

副題は「いかに働き、いかに学ぶか」である。著者は前著の「ウェブ進化論」と本書の組み合わせを、福沢諭吉の「西洋事情」と「学問のすすめ」になぞらえている。これは「志あるものに、新時代の到来と、その時代を生き抜くスキルを身につける術を紹介する」という点で確かに同じ意義をもっている。さらに福沢が維新前後を評して「恰も一身にして二生を経るがごとく、一人にして両身あるが如し」と言ったことを、WEB2.0前後に当てはめて、その圧倒的な違いを表現するなど非常にうまい着眼点、周到な戦略という感じだ。「ネットワークを特徴づける5つの技術」「ダイナミックの知の創造プロセスを実現する3つの発想転換」「危険な組織の5つの兆候」など、うまくまとめられた文章は読みやすい。終章の総括も、すごくがわかりやすくて良かった。新書としての本作りが手慣れている感じがした。

05 November

BookRevue:パラダイス鎖国 忘れられた大国・日本

TITLE パラダイス鎖国 忘れられた大国・日本
BOOK INFO 海部 美知 (著)
BUY DATE 2008/11/3
REVUE DATE 2008/11/5
EVALUATION
本田技研工業、NTTといった日本を代表する企業で海外事業に携わり、現在は独立して経営コンサルタントとしてアメリカで活躍する著者。

「パラダイス鎖国」とは「誰も強制していないけれど、住み心地のいい自国に自発的に閉じこもる」「日本人は海外に行きたくなくなったし、海外のことに興味がなくなった」ことと著者は定義します。

2008年1月のダボス会議において「Japan: A Forgotten Power?(日本は忘れられた大国なのか)」というセッションが開かれ、国際的に日本の内向き志向が問題視されています。高度経済成長から貿易摩擦の時代を経て、日本はいつの間にか、世界から見て存在感のない国になってしまっています。

国内を見れば、生活便利さや物の豊富さでは日本は先進国でもトップクラスの豊かさを誇り、外国へのあこがれも昔ほど持たなくなりました。そういった日本の様子を著者は「パラダイス鎖国」と呼んでいます。明治以来の「西洋コンプレックス」が抜けてきたという意味で、それ自体は決して悪いことではないものの、「パラダイス鎖国」は日本にとって、諸手を挙げて歓迎すべき出来事なのかを著者の表現豊かなキャッチコピー満載の文章で書かれている。

この人の作るキャッチコピーは無意識に頭の中に残ってしまう感じで、とっても好き。

31 October

BookRevue:過剰と破壊の経済学「ムーアの法則」で何が変わるのか?

TITLE 過剰と破壊の経済学「ムーアの法則」で何が変わるのか?
BOOK INFO 池田 信夫 (著)
BUY DATE 2008/10/20
REVUE DATE 2008/10/31
EVALUATION
毎回ブログを読ませてもらっている切れ味抜群の池田 信夫先生の本。

「半導体の集積度は18ヶ月で2倍になる」――インテルの創業者ゴードン・ムーアが1965年に提唱したこの法則は、急速な変化を続けるコンピュータの世界にあって、いまだ生き続けており、この「ムーアの法則」は、単にIT業界に影響を与えているだけではなく、世界中のすべての人がコンピュータとネットワークでつながる現代においては、産業構造や経済システムそのものを破壊し創造するほどの威力を持っている。そして、今後の希少価値はもはや「モノやサービス」ではなく「ボトルネックの解消」であり、ビジネスの焦点も次のボトルネックを探し解消することに向かってゆく。

内容は著者のブログに書き溜められた文章をまとめて再構成したものだと思いますが、こうして一冊になった文章を改めて読み返すと流れがよく見渡せるのではないかと思います。

30 October

BookRevue:労働法のキモが2時間でわかる本

TITLE 労働法のキモが2時間でわかる本
BOOK INFO 石井 孝治 (著)
BUY DATE 2008/10/5
REVUE DATE 2008/10/30
EVALUATION
物語形式で労働法についての説明がされている、とってもわかりやすい1冊。物語りもとってもラフで“「美人募集」の求人広告はOK?”といったものや、“休憩時間にパチンコはマズいのか?”など、普段恥ずかしくて人事の人や社労士の方に聞けない事例が挙げられている。そんなこといったら、普段日常の仕事があてはまらないのじゃ…と思うかもしれませんが、そこの辺は大丈夫。ちゃんと物語も、実際の職場環境に近い感じに落とし込めているので、身につく本といった感じ。

あと、意外とみんなわかっているようでわかっていない、「休日出勤」した場合の「振替休日」と「代休」の違いなどが詳しく書かれているので、普段何気につかっている労働法の間違った認識も直せるかもです。

30 May

BookRevue:ラクをしないと成果は出ない

TITLE ラクをしないと成果は出ない
BOOK INFO 日垣 隆 (著)
BUY DATE 2008/4/10
REVUE DATE 2008/5/30
EVALUATION
どっかの本屋に行ったときに目に留まって買ったはいいものの、2ヶ月くらい放置してて読み始めたら一気に読めた1冊。勢いだけで2時間もあれば読めるんじゃないのかな。

内容は「やるべきこと」を圧縮して「やりたいこと」を拡大する100個のアイディアが書いてあるけど、書いてある内容はいたって普通の内容だなーと思ってた。でも、この“普通”のこと=当たり前のことをできる人って少ないんだと思う。だからその原点に帰ったつもりで一気に読んだ。

「ラクをしないと成果はでない」ってタイトルはちょっとオーバーだけど、自己啓発の入門編といった感じかな。

24 May

BookRevue:ヒトデはクモよりなぜ強い 21世紀はリーダーなき組織が勝つ

TITLE ヒトデはクモよりなぜ強い 21世紀はリーダーなき組織が勝つ
BOOK INFO オリ・ブラフマン/ロッド・A・ベックストローム (著), 糸井 恵 (翻訳)
BUY DATE 2008/3/10
REVUE DATE 2008/5/24
EVALUATION
アメリカに出張に行ったとき、シリコンバレーで行われたカンファレンスに参加した際、話題になった本。タイトルをメモするのを忘れ、わざわざ名刺交換した相手に聞いて手にすることができた。

アルカイダ vs 米国、ナップスター vs MGM、AT&T vs Skypeなど、様々な分野で「ヒトデ型組織(権限分散型)」と「クモ型組織(中央集権型)」の戦いが繰り広げられています。この戦いは、ヒトデ型組織が有利だとしています。理由は、ヒトデ型組織は、主要な器官を持つためいくら攻撃しても5本の足に独立して持つために、足などの一部はおろか、中心部を破壊しても生き残るのに対し、クモ型組織は足などの一部は平気でも、中心部を破壊されたら生きていけないからという表現を使っていて、とっても読み応えのある本。

ベンチャー企業では、特にこういった考えは大事だと思う。頭を切り離されて路頭に迷っているようじゃ大きな会社にでも行ったほうがいいのじゃないのかなぁ。

なんにせよ、企業人じゃなくても読んでほしい1冊。

04 March

BookRevue:何のために働くのか

TITLE 何のために働くのか
BOOK INFO 北尾 吉孝 (著)
BUY DATE -
REVUE DATE 2008/3/4
EVALUATION
仕事をリタイヤした父からもらった本。かの有名なソフトバンクの孫氏を支えた北尾氏の著書。

タイトルを初めて見たとき、ちょっと思い感じがした。内容も中国の儒教の話が多く、嫌いな人は嫌いかも。まっとうな日本的な道徳、美学を伝えており、「もっと古典を読め、日本的道徳心を大事にせよ。」これはその通りで、昔から今に伝わっている学問を見直してみたいなぁと思った。

読んでいるとき、山中鹿之助の「我に艱難辛苦を与えたまえ」という言葉が浮かんできた。人生は修行。ただし、、一度悟ったと思ったとしても、絶えず努力し続けないと、すぐに曇ってきてしまうのも人間の本性のようです。肉体をもっている以上、生きる上で、ある程度の物質的価値観は必要だと思いますが、それが行き過ぎないことが大切であり、同時に精神も鍛えるという両輪が必要なのだと説かれています。

14 February

BookRevue:究極の会議

TITLE 究極の会議
BOOK INFO 鈴木 健 (著)
BUY DATE 2008/1/10
REVUE DATE 2008/2/14
EVALUATION
一言でいうと「面白くないけど役に立つ本」だと思った。書いてあることは実際の業務で使えるし、会議中にあるいやなこととかすっきり整理できる。が、面白くなく教科書みたいな1冊。
どういった考えで会議に臨めばよいかや、議事録ドリブンについて、また会議が何の目的であるのかなど、「うんうん、そうだよね」という内容が書かれている。新入社員のみならず、週に1/3は会議で時間がつぶれてしまっている!という方は読んだら面白いかも。

02 August

BookRevue:実践CRM活用術 2007

TITLE 実践CRM活用術 2007
BOOK INFO 星湖舎 版
シナジーマーケティング株式会社 編
BUY DATE 2007年中旬
REVUE DATE 2007/08/02
EVALUATION
取引先の会社の受付にあったので、もらってきた1冊。

今や、企業サービスの一つとして定着しているCRM(Customer Relationship Management)について、最新の分析データやレポートをもとに書かれたHoe to本的な感じ。B to Cだけではなく、B to Bの場合でも役に立ちそうな情報が載っている。CRM導入を検討する上で、顧客管理システムやデータマイニングの重要性などが書かれているが、PDCAサイクルとか専門用語がいきなり出てくるので、ある程度のマーケティング知識がないと辛いかも。

業種別・世代別などに細かくアンケート調査を行っており、マーケティング資料を作るときなどに役に立ちそうな分析データが多い。特徴的なのは、もはや知らない人はいないであろうSNSやブログなどを含めたCRMの活用方法や、携帯電話を利用した場合など多岐にわたる企業が現在行っている活用方法を説明している。
ただアンケート対象者が、パソコンを使用している人を前提に調査しており、パソコン向けの資料となりそうだ。携帯ユーザを対象にしたい場合は、少し足りない気がする。

26 July

BookRevue:ソフトウェア開発 で伸びる人、伸びない人

TITLE ソフトウェア開発 で伸びる人、伸びない人
BOOK INFO 技術評論社 (2006/1/19)
荒井 玲子 (著)
BUY DATE 2007年中旬
REVUE DATE 2007/7/26
EVALUATION
この業界に飛び込んで、上司や先輩から耳にタコができるくらい聞いた内容が、あとあとになって「あぁ、このことを伝えたかったんだ!」と気づくときあります。とても大事なことなんですが、当時、全く意味がわからなかったり、何のことを言ってるんだろう?とか。そんな当時何もわからなかったことを気づかせてくれる内容が書かれいます。

タイトルが「ソフトウェア開発」となっていますが、どんな仕事にも当てはまるような内容です。
このソフトウェア業界にかかわらず、どんな業界にも通じることだと思いますが、長く会社に属するとそれなりの甘えや、個人としてできることなどが曖昧になりがちです。能力然り、仕事・会社に対する意識なども同様です。会社に行って、与えられた仕事をこなして、決められた時間を会社で過ごすことによりお給料がもらえる。「そんな考えをしていては・・・」と当たり前のことが、わかりやすく丁寧に書かれていて、自分の仕事に対する姿勢を今一度見直す機会を与えてくれました。

また「仕事とは?」の観点からも書かれていて、「楽しい仕事と、仕事を楽しくすることの違い」や「会社や他人に依存しない」などといった、これからの社会体制をうまく書いている。
友人などが集う飲み会やパーティなどのとき「○○会社の△△です。」とか「□□会社に勤めています。」と自己紹介の一発目の発言がこんな感じの人にお勧めの一冊かと。

また、あとがきに書かれている著者自身が変わるきっかけとなった2つのメッセージが書かれています。本書を読んでいると「んー、なるほど!」と思うはずです。

13 July

BookRevue:フューチャリスト宣言

TITLE フューチャリスト宣言
BOOK INFO 筑摩書房 (2007/5/8)
梅田 望夫 (著), 茂木 健一郎 (著)
BUY DATE 2007年中旬
REVUE DATE 2007/7/13
EVALUATION
シリコンバレーに滞在するインターネットの権威である梅田望夫氏と脳科学の先進的な専門家である茂木健一郎氏の対談がまとめられた1冊。

梅田氏は「インターネットに個がぶら下がっているときの「ぶらさがり方のかたち」を考えたときに、日本はぶどうでアメリカはりんごだというものなんです。りんごは1個1個が木から直接取れる。ぶどうは房だから、房の奥のほうの1粒を取ることができない」といったインターネットに対する日本とアメリカの組織をうまく比べている。それに対して茂木氏も「日本だと肩書きから入りますよね。たとえば、前○○とか、元××、といった肩書きの人たちが集まる中へ行くと全然楽しくない。そういう世界って、もうこれからは存在価値がないと思います。」といったように鋭く日本組織のあり方を語っている。

インターネットが広がっていく背景を基本とし、日本の組織・インターネットに対する理解がこうあってはいけない、こうあるべきだと思うということが気持ちのよいほど語られている。私も彼ら両人の考え方に賛同的だ。
対談で書かれているのが本書の8/10で、残りの1/10・1/10は梅田氏、茂木氏の特別授業風景が書かれている。梅田氏は中学2年生を前にしてお話しされた「もうひとつの地球」、茂木氏は大学生、院生を前に語られた「脳と仕事力」。どちらも日常生活インターネット・ITに関わっていない方も是非とも読んでいただきたい素晴らしい内容だった。

03 July

BookRevue:15秒でツカみ90秒でオトすアサーティブ交渉術

TITLE 15秒でツカみ90秒でオトすアサーティブ交渉術
BOOK INFO ダイヤモンド社 (2006/6/9)
大串 亜由美 (著)
BUY DATE 2006年初旬
REVUE DATE 2006/7/3
EVALUATION
何かのブックレビューで買った1冊。通常の本より行間が空いてるせいか、一気に読むことができました。ただ斜め読みをしていると当たり前に感じてしまうと思います。
しかし実際に顧客の前に立ったとき本当にこのような言葉が出てくるのか、そんなことを考えていると、この事例のような言葉はよほど相手に対して興味と愛情を持っていないとでてこないと思いました。つかむ、落とす、とは書いてありますが、相当相手の気持ちを考え無いとできない事だと思うのです。相手を操作して口説き落とすというより、自分の考えを相手の腹に落とす。と理解して読みました。

BookRevue:ロジカル・ライティング

TITLE ロジカル・ライティング
BOOK INFO 東洋経済新報社 (2006/3/24)
照屋 華子 (著)
BUY DATE 2006年初旬
REVUE DATE 2006/7/3
EVALUATION
ロジカル・シンキングに次ぐ照屋さんの本。ロジカル・シンキングを読んでいることを前提として書かれているので、MECE?So What?と疑問符の人は、前作をお読みになることをお勧めします。メールを書くと相手に上手く伝わらないことが多いという悩みのある方にもお勧めできる本です。

BookRevue:ウェブ人間論

TITLE ウェブ人間論
BOOK INFO 新潮社 (2006/12/14)
梅田 望夫 (著), 平野 啓一郎 (著)
BUY DATE 2006年下旬
REVUE DATE 2006/7/3
EVALUATION
ビジネスとテクノロジーの世界に住む梅田望夫と、文学の世界に生きる平野啓一郎が、その変化の本質と未来を徹底的に話し合うという、面白い議論をまとめた書物。
リアルなものとヴァーチャルなものとの組み合わせによって、個々人の差は大きくなるだろうが、同時に生き方も多様化してゆくだろうと締めくくっています。いずれにしても、最終的には、個人がどう対応するかということに尽きるだろう。


BookRevue:ウェブ人間論

TITLE ウェブ人間論
BOOK INFO 新潮社 (2006/12/14)
梅田 望夫 (著), 平野 啓一郎 (著)
BUY DATE 2006年下旬
REVUE DATE 2006/7/3
EVALUATION
ビジネスとテクノロジーの世界に住む梅田望夫と、文学の世界に生きる平野啓一郎が、その変化の本質と未来を徹底的に話し合うという、面白い議論をまとめた書物。
リアルなものとヴァーチャルなものとの組み合わせによって、個々人の差は大きくなるだろうが、同時に生き方も多様化してゆくだろうと締めくくっています。いずれにしても、最終的には、個人がどう対応するかということに尽きるだろう。

BookRevue:ウェブ進化論

TITLE ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる
BOOK INFO 筑摩書房 (2006/2/7)
梅田 望夫 (著)
BUY DATE 2006年中旬
REVUE DATE 2007/7/3
EVALUATION
今や「あって当たり前」のGoogleという検索エンジン、そしてそれを運営する企業Googleが、他のインターネット企業、およびIT関係の企業と比べ、根本的に何が違うのか、ということが、色々な面から説かれている。「Googleってこんな企業なのか!」と目から鱗が落ちるような体制・システム・思想が、次々と明かされる。
また、近年急速に普及をし続ける「ブログ」についても、実に様々な点について言及されている。ごくごく無名で小さいながらもいち「ブロガー」である僕の「ブログ」というものに対する意識、考え方は、本書を読んでがらっと変えられた気がする。ほかにも、Web 2.0、オープンソースなど、普段当たり前に触れていてもなかなかじっくり考えることのないものについても、改めて「なるほどなあ」と思える機会を得ることができた。
キーワードは、「チープ革命」「ネットのこちら側とあちら側」「ネット世界とリアル世界」「ロングテール」「Web 2.0」などなど。様々な点からウェブの進化を観察し、分かりやすく説+E27明されているので、この分野に興味のある方は是非読んでおくべきだろう。ウェブのこれまで、そしてこれからの10年が分かる良書。

BookRevue:シリコンバレー精神

TITLE シリコンバレー精神 -グーグルを生むビジネス風土
BOOK INFO 筑摩書房 (2006/8/10)
梅田 望夫 (著)
BUY DATE 2006年下旬
REVUE DATE 2007/7/3
EVALUATION
自分のアメリカに行きたい気持ちを爆発させた本といっていいほどの1冊。著者の梅田氏はネット革命とバブル崩壊の一部始終を目撃し、マイクロソフト帝国の変質と、リナックス、グーグルの誕生に注視している。技術と経営と投資家の幸福な結びつきと、その背後の「変化を面白がる楽天主義」を余すところなく伝える名著だといっても過言ではないだろう。
20世紀の終わりから21世紀の初めにかけて、シリコンバレーで何が起こっていて、著者が何を考えていたのかが書いてある。
自分がいる日本とのあまりの違いに衝撃を受けました。特に、個人の財産は個人のもの、会社の借金は会社のもの、と分けている部分には文化の違いをとても感じました。

BookRevue:「負けるが勝ち」の生き残り戦略

TITLE 「負けるが勝ち」の生き残り戦略―なぜ自分のことばかり考えるやつは滅びるか
BOOK INFO ベストセラーズ (2006/09)
泰中 啓一 (著)
BUY DATE 2006年下旬
REVUE DATE 2006/7/3
EVALUATION
何かのレビューを見て買った本。進化論による自然淘汰の仕組みを、ゲーム理論によって解説しているが、短期的には相手をだます戦略が優勢を示しているが、長い目で見ると「黄金律」にのっとった行動、すなわち、どんな人に対しても善行を行うことこそが、最も生き残る戦略であるという。
生物学という一見変わった視点からのアプローチで書かれているのでとても読み応えがあった1冊です。

BookRevue:ザ・ゴール

TITLE ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か
BOOK INFO ダイヤモンド社 (2001/5/18)
エリヤフ ゴールドラット (著), 三本木 亮 (翻訳)
BUY DATE 2005年中旬
REVUE DATE 2006/7/3
EVALUATION
工場での業務改善の様子が物語風に書かれていて、読んでいて苦痛ではなかったです。一気に読めました。工場の専門知識がなくてもわかるようになっており、文体も話し言葉がほとんどで会話をしながら主人公と一緒に学んでいくという形式になっているのでとても読みやすかったことを覚えています。
企業や工場の本当の目的な何なのかというところから、根本的な問題を見つけ、その見つけ方を解明し、問題を解決する方法を探していく。小手先だけの解決ではなく、パラダイムシフトが重要だということが言われていました。読み進めながら、なるほど!確かに!という感動が次々に浮かんできました。また、この思考プロセスは特定の工場だけでなく、会社全体や人生においても同じことが言えるのではないかと思いました。

BookRevue:ロジカル・シンキング

TITLE ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル
BOOK INFO 東洋経済新報社 (2001/04)
照屋 華子 (著), 岡田 恵子 (著)
BUY DATE 2005年下旬
REVUE DATE 2006/7/3
EVALUATION
2005年のクリスマス推薦図書でした。本当です。プロジェクトでご一緒したコンサルタントに薦められて読みました。「ロジカルに」とよく聞いたり口にしたりしますが、実際どうやってロジカルに話せばいいのさ?というのを解決してくれます。
MECE(話の重複・漏れ・ずれを防ぐ)、So What?/Why So?(話の飛びを防ぐ)という論理構成の横(MECE)と縦(SoWhat?/Why So?)の説明およびその実践といった進み方です。どの業界問わずとも是非読んでもらいたい1冊です。

BookRevue:数字オンチの諸君!

TITLE 数字オンチの諸君!
BOOK INFO 草思社 (1990/07)
ジョン・アレン・パウロス (著), 野本 陽代 (著)
BUY DATE 2003年中旬
REVUE DATE 2006/7/3
EVALUATION
数字をただ「数字」としてみるのではなく、数字にこめられている「意味」に注意が自然と向けられる、そんな本でした。アメリカのテロ行為や犯罪の数が一つ二つあったくらいでアメリカは危険な場所だと考えるようなことはおかしいのだ、と著者は訴えています。そんなことよりも交通事故で亡くなる人の方がはるかに多い。この確率を比べると雲泥の差があり全然比べ物にならない、とかいうことも著者の意見です。うかつに帰納法を用いるのを避け、ほんのちょっと考えましょうといった本でとても役に立ちます。

BookRevue:Webマーケティング年鑑〈2003〉

TITLE Webマーケティング年鑑〈2003〉企業コミュニケーションの戦略と実践
BOOK INFO インプレス (2002/3/29)
社団法人日本広告主協会 Web広告研究会
BUY DATE 2003年初旬
REVUE DATE 2006/7/3
EVALUATION
東京で仕事をしながらなんか勉強したくて購入。Web広告研究会(略称WAB:Web Advertising Bureau)が行なってきたWebマーケティングに関する研究活動(セミナー、調査、海外取材など)の記録を昨年に引き続き年鑑としてまとめた一冊となっており、すごい情報量と当時の、インターネットにかかわる企業の実例・研究資料が満載な1冊。
編者として、ホンダ・キリンビール・味の素・サントリーなどの広告主のほか、広告業者・メディアレップ・媒体社が集まる社団法人日本広告主協会のWeb広告研究会が書いている。2003年のインターネットによる顧客とのコミュニケーションをステップアップしたい企業のマーケターなどに必読の1冊。