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05 November

BookRevue:パラダイス鎖国 忘れられた大国・日本

TITLE パラダイス鎖国 忘れられた大国・日本
BOOK INFO 海部 美知 (著)
BUY DATE 2008/11/3
REVUE DATE 2008/11/5
EVALUATION
本田技研工業、NTTといった日本を代表する企業で海外事業に携わり、現在は独立して経営コンサルタントとしてアメリカで活躍する著者。

「パラダイス鎖国」とは「誰も強制していないけれど、住み心地のいい自国に自発的に閉じこもる」「日本人は海外に行きたくなくなったし、海外のことに興味がなくなった」ことと著者は定義します。

2008年1月のダボス会議において「Japan: A Forgotten Power?(日本は忘れられた大国なのか)」というセッションが開かれ、国際的に日本の内向き志向が問題視されています。高度経済成長から貿易摩擦の時代を経て、日本はいつの間にか、世界から見て存在感のない国になってしまっています。

国内を見れば、生活便利さや物の豊富さでは日本は先進国でもトップクラスの豊かさを誇り、外国へのあこがれも昔ほど持たなくなりました。そういった日本の様子を著者は「パラダイス鎖国」と呼んでいます。明治以来の「西洋コンプレックス」が抜けてきたという意味で、それ自体は決して悪いことではないものの、「パラダイス鎖国」は日本にとって、諸手を挙げて歓迎すべき出来事なのかを著者の表現豊かなキャッチコピー満載の文章で書かれている。

この人の作るキャッチコピーは無意識に頭の中に残ってしまう感じで、とっても好き。

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