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08 March

巧遅は拙速に如かず

「ガガッ」

聞き慣れない音に気づき、ふと眼を開ける。
重いまぶたを擦り、おもむろに腕時計に目をやると4時。

机に凭れかけるように寝ていた。
手を枕にしていたせいか、なんだか痺れを感じる。

眠気とコーヒーの苦味と、口の中に残るチョコレートの甘味が混ざり
あまり気持ちのよくない目覚めだった。

外を見るとまだ暗い。
日の出前だ。


場所は初台オペラシティ3X階。

この季節、6時頃になると近くにある新宿パークタワーに太陽の光が当たり
新宿を一望できるこのビルから見る朝焼けは見事の一言だ。

澄み切った空気を太陽の光が駆け回る。
光が空気中を乱反射し、辺りに降り注ぐ。

冒頭の音はタイムカードを切る音だった。
まだフロアには人がいる。
しかもタイムカードということは派遣さんだろう。
どんな契約を結んでいるんだろうと気にかけたが、考えるのが面倒でやめた。


これが今の職場。

疲れた体を起こし、眼鏡を外し洗面所へ向かう。
そしてキーボードを叩き、モニタと睨めっこ。


もっと要領よくやらなきゃと思いつつ
変わんないんだろうなぁと考えながら。

一発逆転と成功は違う。
コツコツと努力せねば。

今日も同じように太陽が昇り、ボクは仕事をする。

時間がない。
いろんなプレッシャーに囲まれそれそろ臨界点。

考えるたくさんでめんどくさい。
とりあえず、今日のところは家に帰れないんでここで寝よう。



巧遅は拙速に如かず
【読み】 こうちはせっそくにしかず
【意味】 上手(じょうず)で遅(おそ)いよりは、下手(へた)くそでも速(はや)いほうがよい、ということ。巧(たく)みで遅いことは、拙(つたな)くて速いことに及(およ)ばない、ということから。
【出典】 孫子(そんし)作戦篇
【反対語】 早かろう悪かろう

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